おかあさんとの別れ

サポーターの皆様へ
いよいよ新年度を迎えました。
3月23日からおしゃべり会も再開され、いつも参加される方々にその連絡をしました。
連絡はついていたのに4月に入ってもこられない方のことが気になって吉松さんが電話したけどつながらない、
あっ!…すぐさま不動産に知らせて見に行かれると異臭がする、警察立ち合いのもとで部屋に入る、と。
お風呂で静かに息を引き取られていました。
70代女性、会での通称「おかあさん」、
ある年の1月4日新年会の最中でした。
県外から身一つで故郷の熊本に帰ってこられ、身を寄せるところなく役所で「でんでん虫の会」を紹介された、
そうして、新年会の会場にそのまま合流、シェルター確保、生活保護申請、アパート探しなどなどお手伝いしました。
以来、料理が得意な「おかあさん」は食事会の仕込みをいつも手伝ってくださり、
おしゃべり会もずっと参加されていました。
最近は、「もう、何も思い残すことはなかよ」と言いながら出会った頃より随分穏やかな表情になられていました
悲しい出来事に違いありませんが、今頃、先に旅立った山本さん、通称「おとうさん」と再会し、
天国でのおしゃべり会が盛り上がっているのではと思うとなぐさめられます。
つながっていてよかったと思うのです。
今週のおしゃべり会では、「おかあさん」を偲んで、いつも忘年会で歌っておられたフランク永井「おまえに」を
新しくスタッフになってくださった甲斐さんが吉松さんの伴奏で歌ってくださり、みんなで偲びました。
参加された会員さんが、自分もいつなん時倒れるかわからないと不安になられ、
他の会員さんが「それじゃあ、私が毎日電話するね」と安否確認のお手伝いをかって出てくださいました。
さて、今年度の助成金は日本財団一つに決まり、
「ひとり暮らしでも安心して暮らせる“ひと・地域・仕組み”のまちづくり」
に取り組みます。
①ひと「ボランティア養成」でささえ愛強化
②地域「オープンスペース(東区・西区・南区にもおしゃべり会の場を)」開催
③仕組み「委員会」を立ち上げ、連携強化へ
助成額(事業費の80%)は約300万円で、(事業費20%)80万円弱は自費負担が必要となります。
助成事業の期間は一年ですが、新たなオープンスペース活動はその後も続けたいと願っております
皆様のご支援あってこうして活動出来ております。
本当にありがとうございます。
とはいえ、まだまだ支援の輪を広げていかなければならないのも事実です。
何卒、これからも応援よろしくお願い申し上げます。
NPO法人でんでん虫の会
事務局 永田

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