年金だけでは厳しい方の支援に課題

医療連携室からの相談が入った時、すでにガンで余命数ヶ月と診断されていた70代男性との初対面…痛みで座ることもままならずベットごと面談室に入ってこられました。

収入は年金のみ。身寄りはあるが疎遠であるため、緩和ケア病院への転院と万が一の時に支援してもらえないか、と身元引受の相談でした。

それから約1ヶ月後の転院先でのケア会議で病状が悪化するペースが早いと聞きました。その二日後にご自宅とお墓に同行する予定でしたが、翌日に息を引き取られたとの連絡に驚きを隠せませんでした。

病院で確認された通帳残高は1万円ほどしか残っておらず、しかも、ご本人が金銭管理の支援を拒否されたため通帳はそのまま凍結となってしまいました。何とか聞き出して連絡が取れたご親族が葬儀執行人をお引き受けになったと聞いてとりあえず安堵しましたが、もっと早くつながることが出来ていればと悔やまれます。

信頼関係を築き、心を開くまでには時間が必要です。

年金だけでは生活保護のレベルにも達せず、きりつめて生活しても貯金することは厳しいという例は多々あります。高齢になれば医療費がかさみ、医療費だけの生活保護申請を支援する場合もあります。

最期まで安心して暮らせるための「身寄り・看取り・見送り」…医療関係者とも課題を共有して学ぶ機会の必要性を強く感じました。

 

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